Gmailでよくある詐欺メールと見分け方
Gmailのフィルタは詐欺メールの大部分を除外しますが、巧妙に作られたフィッシングメールは受信トレイに入り込むことがあります。その多くの狙いは同じで、Googleのパスワード、ログイン用のコード、クレジットカードの情報を盗むことです。以下の種類とサインを知っておくと見分けやすくなります。
この記事の内容
偽のGoogleセキュリティ警告
誰かがアカウントにログインした、アカウントが「停止」される、当局がアカウントの情報を求めている、といった内容で、ボタンから決定を「確認」または「異議申し立て」できると誘います。2025年には、Googleの本物の仕組みを悪用して[email protected]から届き、Google サイト(sites.google.com)上の偽のヘルプページに誘導するものも出回りました。
- 見分け方:Googleのヘルプによれば、Googleが「本人確認」のためにメールからログインページへ誘導することはありません。本物のヘルプページはsupport.google.com、ログインはaccounts.google.comにあります。sites.google.com上の「サポート窓口」や、似た名前のドメインは詐欺です。
- 対処:ブラウザにmyaccount.google.com/securityと入力します。本物のセキュリティ イベントは、ここの最近のセキュリティ イベントにも表示されます。何もなければ、そのメールは偽物です。
「容量がいっぱいです」:偽の容量・定期購入のメール
Googleの保存容量がいっぱいで写真やメールが削除される、または定期購入の期限が切れたとして、「割引」での容量追加を勧めます。リンクはクレジットカード情報を集める支払いページにつながっています。
- 見分け方:知らない差出人、急かす期限、実際の使用量と違う数字、Googleのものではない支払いページ。
- 対処:実際の使用量は、ログインしたあとone.google.com/storageで確認できます。本当に容量がいっぱいなら、大きなメールやファイルを削除するのが解決策です:Gmailの保存容量がいっぱいになったときの空け方。
電話での偽サポート
「Googleの担当者」が電話で、アカウントが乗っ取られたと伝えてきます。その最中に、Googleから本物のパスワード再設定のメールやSMSが届きます。電話の相手は「確認のため」と称して届いたコードを求めます。実際にはその人自身がログインしようとしており、コードを使ってアカウントを乗っ取ります。
- 見分け方:Googleは電話でのアカウント復元を行っておらず、パスワードや確認コードを尋ねることもありません。頼んでいないコードが届いたということは、誰か別の人がログインやアカウントの復元を試みているということです。
- 対処:電話を切り、コードを誰にも教えず、スマートフォンに表示された身に覚えのない復元リクエストは拒否します。すでにコードを教えてしまった場合はGmailアカウントが乗っ取られたときの初期対応をご覧ください。
当選、「Google抽選会」、思いがけないお金
Googleの抽選や「記念」キャンペーンに当選した、あるいは遺産、払い戻し、「受け取り可能な」お金がある、という内容です。賞品を受け取るには、先に手数料や税金、個人情報が必要だと言われます。
- 見分け方:Googleの詐欺に関するヘルプでも、Googleの名前をかたる懸賞が具体的に挙げられています。抽選に参加していなければ当選するはずがなく、本物の賞品のために前払いする必要はありません。
- 対処:返信せず、情報やお金を送らないでください。メールは迷惑メールまたはフィッシングとして報告します。
共有ドキュメント、カレンダーの招待、偽の請求書
詐欺師はGoogle自身のサービスも悪用します。ドキュメント、カレンダーの招待、フォトアルバムを共有し、その中に「請求書」、電話番号、リンクが書かれています。通知自体は本当にGoogleから送られるため、本物らしく見えることがあります。
- 見分け方:知らない人が何かを共有してきて、ドキュメントや招待に急かす文章、支払いの要求、「サポート窓口」の電話番号が書かれています。
- 対処:共有されたファイル内のリンクや電話番号は使わないでください。知らない人からの共有は、ドキュメントやドライブで不正行為として報告でき、カレンダーでは知っている差出人からの招待だけを自動で追加するよう設定できます。
ひと目でわかるサイン
- 差出人の本当のアドレス:表示名は何でも設定できます(「Google Support」「Gmailチーム」など)。名前の横や下にあるアドレスを確認しましょう。「経由」の表示は、メールが別のドメインを通して届いたことを示します。
- Gmailの警告:メールの上に黄色や赤の警告が表示された場合、Gmailのヘルプによれば、リンクをクリックしたり、添付ファイルをダウンロードしたり、個人情報を入力したりしてはいけません。
- 確認できないgmail.comの差出人:@gmail.comのアドレスから届いたメールを認証できない場合、Gmailは本人が送ったものではない可能性があると警告します。
- 隠れたリンク:パソコンではリンクの上にマウスを置き、スマートフォンでは長押しして、本当のアドレスを確認します。1~2文字の違い(「g00gle」や「google-security-account」など)は詐欺のサインです。
- 急かしと脅し:「24時間以内に」「直ちに停止します」「法的措置をとります」。Googleの詐欺に関するヘルプによれば、こういうときこそ落ち着くことが大切です。
- 普通でない支払い方法:ギフトカード、暗号資産、個人口座への振り込み。正規の事業者はこれらを求めません。
- 添付ファイル:思いがけないZIP、HTML、Officeのファイルで、開くのにパスワードが必要なものや、マクロの有効化を求めるもの。
疑わしいメールを報告する
報告すると、Gmailのフィルタが似たメールをほかの人にも届かないようにするのに役立ちます。
- パソコンで疑わしいメールを開きます。
- 返信ボタンの横の「その他」アイコン(3つの点)をクリックします。
- 「フィッシングを報告」を選びます。単なる不要な広告なら「迷惑メールを報告」で十分です。
- スマートフォンのGmailアプリでは、メールの右上のメニューから報告できます。
- 信頼できるメールが誤って迷惑メールに入った場合は、「迷惑メールではない」や「フィッシングではないことを報告」で戻せます。
すでに被害にあった場合
- Googleのパスワードやコードが漏れた:すぐにパスワードを変更し、見覚えのない端末をログアウトさせ、Gmailの転送とフィルタの設定を確認します:Gmailアカウントが乗っ取られたときの初期対応。
- クレジットカードの情報が漏れた:すぐにカード会社や銀行に電話し、カードを停止してもらいます。
- 添付ファイルをダウンロードした、または開いた:ウイルス対策ソフトでフルスキャンを行い、そのあと安全な端末からパスワードを変更します。
- 金銭的な被害:地元の警察に被害を届け出ることができます。メールと支払いの記録を残しておきましょう。
- 予防:パスキーは本物のGoogleのページでしか動作しないため、偽のログインページには無力です:Gmailにログインする方法:パスワード、パスキー、スマートフォンでの確認。
うまくいかない場合
メールを開いただけでも危険ですか?
メールを開いただけで被害が出ることは通常ありません。危険が始まるのは、リンクを開いたり、情報を入力したり、添付ファイルをダウンロードしたりしたときです。メールは報告してから削除しましょう。
[email protected]から届いたなら、本物ですか?
確実とはいえません。2025年には、この差出人で表示される詐欺メールも出回りました。確実なのは、メールのリンクを使わずにmyaccount.google.comを直接開き、アカウントに本当に何かあったかを確認することです。
「迷惑メールを報告」と「フィッシングを報告」の違いは何ですか?
迷惑メールは不要な広告メール、フィッシングはパスワード、コード、カード情報を盗むことを目的とした詐欺です。どちらもメールを迷惑メールフォルダに移しますが、フィッシングの報告は詐欺の除外に特に役立ちます。
頼んでいないのにGoogleのコードが届きました。どういう意味ですか?
誰かがログインやアカウントの復元の画面で、あなたのメールアドレスか電話番号を入力したということです。コードは誰にも教えないでください。繰り返し届く場合は、パスワードを変更し、二段階認証を有効にしましょう。
ほかのサービスを装ったメールも届きます。どこで情報を得られますか?
Microsoftを装った偽メールについてはOutlook.comユーザーを狙うよくある詐欺とフィッシングメールをご覧ください。Gmailについての誤った情報はGmailについてのよくある誤解で取り上げています。