Gmailアドレスの変更:できることと制限
Googleは2025年末から、アカウントはそのままで@gmail.comのアドレスを新しい@gmail.comのアドレスに変更できる機能を導入し始めました。古いアドレスは予備のアドレスとして残り、メールやデータは失われません。機能は段階的に提供されているため、まだすべてのアカウントやすべての国で表示されるわけではありません。
この記事の内容
Gmailアドレスの変更とは
長い間、@gmail.comのアドレスはアカウントに固定されたもので、別のアドレスがほしい場合は新しいGoogle アカウントを作り、メールを移す必要がありました。新しい機能では、アカウントはそのままで、メインのアドレスだけが変わります。Googleは2025年末にこの機能のテストを始め、2026年3月末には米国のすべてのユーザーが利用できるようになったと発表しました。ほかの国では段階的に導入されています。
- 変わるもの:アカウントのメインのアドレス。Googleのサービスや、新しく送るメールの差出人として表示されます。
- 変わらないもの:メール、連絡先、ドライブのファイル、写真、購入したもの、定期購入。これらはアドレスではなくアカウントに属しています。
- 変更にならないもの:ドットの位置を変えるだけの変更。Gmailはアドレスのドットを区別しない(hanako.satoとhanakosatoは同じメールボックス)ため、新しいアドレスとはみなされません。
- 使えない人:職場、学校などの組織が管理するアカウントでは、アドレスを変更できるのは管理者で、ユーザー本人ではありません。
アドレスを変更する手順
変更は、パソコンでもスマートフォンでも、GmailアプリではなくGoogle アカウントの設定で行います。
- ブラウザでmyaccount.google.com/google-account-emailを開き、変更したいアカウントにログインします。
- このページが直接開かない場合は、「個人情報」メニューで「メール」を選び、「Google アカウントのメールアドレス」を選びます。
- 「Google アカウントのメールアドレス」の項目で、アドレスを変更する選択肢(「Google アカウントのメールアドレスの変更」)を選びます。表示されない場合、そのアカウントでは現在変更できません。
- Googleはまず、変更の影響を受ける可能性があるもの(Chromebook、ほかのサイトでの「Google でログイン」、リモート デスクトップなど)を示します。最後まで読み、事前にバックアップを取っておくのがおすすめです。
- 新しいユーザー名(@gmail.comの前の部分)を入力します。ほかのアカウントが使っている名前や、以前に削除されたアカウントの名前は選べません。
- 「メールアドレスの変更」を選び、続いて「はい、メールアドレスを変更する」で確定し、画面の手順に従います。
- 変更後は、一部の端末やアプリでもう一度ログインが必要になり、新しい端末からログインしたときのように一部のアプリの設定が元に戻ることがあります。
制限:どのくらいの頻度で、何回まで?
- 新しい@gmail.comのアドレスは12か月に1回作成できます。
- 作成できるのは合計3つの新しいアドレスまでなので、1つのアカウントが持てる@gmail.comのアドレスは最大4つ(元のアドレスと新しい3つ)です。
- 以前のアドレスはいつでもメインに戻せますが、12か月の待機期間はリセットされません。次の新しいアドレスは、その期間が過ぎてからしか作れません。
- 新しいアドレスはアカウントから削除できず、古いアドレスも外せません。古いアドレスを完全に手放したい場合は、アカウントごと削除して新しく作る必要があります。
- 入力ミスをしてもすぐには直せないため、確定する前に新しい名前をよく確認してください。
古いアドレスはどうなるか
古いアドレスはなくならず、ほかのユーザーに渡ることもありません。予備のアドレスとしてアカウントに残り、アカウントを削除したあとも、ほかの誰かが使うことはできません。
- 古いアドレス宛ても新しいアドレス宛ても、メールは同じメールボックスに届きます。どちらのアドレス宛てかはメールの「To」欄でわかります。
- これまでのメールは削除されず、古いアドレスでもログインできます。
- 変更前に作成したもの(古いカレンダーの予定の招待など)には、引き続き古いアドレスが表示されます。
- 古いアドレスからもメールを送りたい場合は、Gmailの設定で別の差出人アドレスとして追加する必要があります。
- メールアプリ(Outlook、Thunderbird、スマートフォンのメールアプリ)では、差出人のアドレスとユーザー名を手動で更新しておくと確実です。設定については職場のネットワークやファイアウォールの内側でメールアプリからGmailを使うをご覧ください。
機能がまだ使えない場合
Googleは国別の提供状況を公表していないため、設定が表示されるかどうかが唯一の確かな目安です。待てない場合は、従来の方法も引き続き使えます。
- 希望するアドレスで新しいGoogle アカウントを作成します。手順はGmailアカウントの作成手順をご覧ください。
- 古いGmailアカウントの設定の「メール転送と POP/IMAP」タブで、新着メールが自動的に新しいアドレスに転送されるよう設定します。
- 重要なサービス(銀行、公共料金、通販サイト、SNSなど)で、連絡先のアドレスを一つずつ変更します。
- 古いアカウントはすぐに削除しないでください。メールが届いている間、またほかのサービスへのログインに使っている間は、使用中の状態にしておく必要があります。2つのアカウントは1台の端末で併用できます:1台の端末で複数のGmailアカウントを使う。
- バックアップを取り、そのアカウントでログインしている場所を確認
- 新しいユーザー名を選び、確定
- 古いアドレスは予備のアドレスとして残る
- 機能は段階的に提供されるため、時間をおいて再確認
- 組織のアカウントなら管理者に変更を依頼
- 急ぐ場合は新しいアカウントを作り、古いアドレス宛てのメールを転送
表示される名前だけを変えたい場合
実際には、アドレスではなく差出人として表示される名前を変えたいという人も多くいます。こちらには制限がありません。Google アカウントの名前はmyaccount.google.comの「個人情報」メニューの名前の項目で変更でき、この名前がGmailでも受信者に表示されます。アドレス自体は変わりません。
うまくいかない場合
Gmailアドレスを変更するとメールは消えますか?
いいえ。メール、連絡先、ファイル、購入したものはアカウントに属しているため、アドレスを変更しても残ります。古いアドレス宛ての新しいメールも同じメールボックスに届きます。
古いアドレスをほかの人が使えるようになりますか?
いいえ。古いアドレスは予備のアドレスとしてアカウントに残り、アカウントを削除したあとも、Googleがほかの人に割り当てることはありません。
アドレスはどのくらいの頻度で変更できますか?
新しい@gmail.comのアドレスは12か月に1回、合計3回まで作成できます。以前のアドレスにはいつでも戻せますが、それで次の新しいアドレスを早く作れるようになるわけではありません。
ほかのサイトで何か設定を変える必要はありますか?
「Google でログイン」ボタンでログインしているサイトでは、通常ログインはアドレスではなくアカウントに結び付いているため、引き続き使えます。一方、Gmailアドレスをユーザー名や連絡先にしているサイトでは、今後のメールが新しいアドレスに届くよう、新しいアドレスに変更しておくと安心です。
変更の選択肢が表示されないのはなぜですか?
段階的に提供されている機能がまだそのアカウントで使えないか、アカウントが組織(職場、学校)によって管理されているかのどちらかです。後者の場合は、管理者がアドレスを変更できます。
Gmail以外のアドレスに変更できますか?
アカウントからGmailのサービスを削除した場合に限り可能です。その場合、アカウントはほかのサービスのアドレスで使い続けることになります。手順と影響についてはGmailの削除とGoogle アカウント全体の削除をご覧ください。